整体の施術後に、私はお客様によくこうお伝えします。
「今夜は、ぜひゆっくりとお湯に浸かってくださいね」
実は、入浴は自宅でできる「最強のセルフ整体」。
そこで今回は整体師の視点から、筋肉の緊張を芯から解き放つための「正しい入浴方法」をご紹介しましょう。
1. 温度は「39℃~40℃」の微温浴が鉄則
もしかして、「熱いお湯の方が疲れが取れる」と思っていませんか?
実は、42℃を超える熱いお湯は交感神経を刺激し、逆に筋肉を緊張させてしまいます。
なので、39℃~40℃の少しぬるめのお湯に、15分~20分じっくり浸かるようにましょう。
そうすることで副交感神経が優位になり、深層筋まで熱が伝わって、施術で整えた骨格がより安定しやすくなります。
2. 「浮力」を味方につけて、重力から解放する
私たちの体は、常に重力に抗って筋肉を緊張させています。
お風呂の中では、できるだけ手足を伸ばし、お湯の「浮力」に身を任せてください。
体重が普段の約10分の1に感じられるこの瞬間、普段の指圧では届かないような細かな筋肉の強張りが、ふっと緩んでいきます。
3. 「耳まで浸かる」で自律神経をリセット
特に、猫背や首のコリが強い「整体難民」の方に試していただきたいのが、耳までお湯に浸かる「全身浴」です。
浴槽の縁に頭を預け、耳が隠れるまで深く沈んでみてください。
耳周りの神経が温まることで、脳の緊張が驚くほど和らぎます。
(※のぼせないように注意)
ただし、「お風呂でも取れない疲れ」は、プロの出番です。
入浴で表面的な血行を良くすることはできますが、長年の蓄積でガチガチに固まった「筋膜の癒着」や「深層のコリ」には、やはり人の手による精密なアプローチが必要。
お風呂上がりのようなふわっと軽い体がずっと続く、「本物の変化」をぜひ体験してくださいね。

