よく、マッサージや揉みほぐしなどの施術を受けた翌日に、体調が悪くなる(だるくなる・痛みが出る・ひどい時には微熱が出る)という声を聞きます。
これらの現象を「揉み返し」と呼びますが、果たしてその原因は?
あくまでも私の経験則によるものではありますが、主に以下の3つが考えられます。
1.軽度な捻挫(炎症を伴うケガ)
施術時に強い圧を受けたことにより、筋肉が壊れてしまって炎症が起きることがあります。
2.筋肉の拮抗反応
(筋肉の「ほぐれた部分」と施術をしなかった「硬い部分」のバランスの崩れ)
身体というのは、一つの筋肉で動いているわけではありません。
たとえば、腕を曲げると内側の筋肉は縮み、外側の筋肉は伸びます。
しかもこれは、単に二つの筋肉が伸び縮みしたというだけの現象ではなく、「腕を曲げろ」という脳からの指令によって、もっと複合的に「伸びたり」「縮んだり」「ねじれたり」した結果なのです。
ですから、施術師は常にこの筋肉の拮抗筋作用を考慮する必要があります。
逆に言えば、腰痛のお客様に対して、単純に「腰だけほぐして終わり」というのはNG。
ほぐれた部分とそうでない部分とのバランスが崩れることによって、翌日辛い「揉み返し」を招く可能性が非常に大きいからです。
3.血管内の老廃物の増加による、臓器の一時的な機能不全
施術によって筋肉中にあった「老廃物」がほぐされると、それらが血管やリンパ管に入り込み、やがて臓器へ…。
これは筋肉に溜まった老廃物が体内から排出され、良好な状態へと向かうためのプロセス、つまり好転反応ではあるのですが、できることなら起きないに越したことはありませんよね。
そこで予防策としては、施術のあとはしっかり水分補給をすること。
血管内の血液を薄めることで、老廃物が臓器へと一気に流入するのを防ぎ、揉み返しを予防する効果が期待できます。
上記の理由から、当店ではこの「揉み返しの起こるメカニズム」に充分に配慮し、お身体全体のバランスを考えた施術に専念。
終了後には、お茶などのお飲み物もご提供しております。

