重いものを持ち上げるときのコツ

腰痛

「ぎっくり腰(急性腰痛)は、重い荷物を運ぶ配送業などの力仕事の人がなるもの」なんて思っていませんか?

でも実は、普段あまり力仕事をしないデスクワークの方や、毎日の家事に追われる主婦(主夫)の方こそ、不意の動作によって腰を痛めることがあるもの。

油断は大敵です。

デスクワークで座りっぱなしだったり、前屈みの姿勢が長かったりすると、お腹の奥にある股関節を支える筋肉(大腰筋)がガチガチにロックされた状態になります。

この「腰が固まった状態」のまま、床にある荷物やお子様、ペットなどを不意に持ち上げようとした瞬間に、あの「魔女の一撃」とも呼ばれる激痛が…。

重いものを持ち上げる際、絶対にやってはいけないNG動作は「膝を真っ直ぐ伸ばしたまま、上半身だけを前に曲げて持ち上げること」。

これは腰の骨(腰椎)に、自分の体重の数倍におよぶギロチンのような破壊的な圧力をかける自殺行為です。

【腰を痛めない正しい持ち上げ方のコツ】

・荷物のすぐ近くまで一歩寄る: 身体が離れているほど腰へのレバーント(負荷)が増します。

・しっかり膝を曲げて、お尻を真下に落とす: おへそを荷物に近づけるイメージです。

・荷物を胸元にしっかり引き寄せ、足の力で立ち上がる: 腰の力ではなく、太ももとお尻の筋肉を使って床を蹴るように上がります。

こうした日常の小さな心がけだけで腰痛のリスクは劇的に下がりますので、ご参考に。

とはいえ、すでに股関節や骨盤がガチガチにロックされている方は、まずはその大もとの詰まりを通す必要が…。

心当たりのある方は、ぎっくり腰の予防もかねて、不意の動きにしなやかに対応できる柔軟な身体を作っておきませんか?